フィリピン留学の最大の魅力は、マンツーマン授業量の多さです。実際に欧米圏への英語留学に比べると、
フィリピンのマンツーマン授業は廉価で、英語初心者にはうってつけの勉強法だといえます。
そこで語学学校を選択する際に、「マンツーマン授業量が多い語学学校」を選択する留学生もおられると思います。
マンツーマン授業量が多ければ、授業中に英語で発言する機会が増えスピーキング力がつくというのは、
一見すると至極当然のように思えますが、授業量に比例して英語が上達するわけでは必ずしもありません。
そこで今回のコラムでは、フィリピン留学でマンツーマン授業の効果を得るために必要なことと、
満足度の高い語学学校を紹介したいと思います。
マンツーマン授業とは?
マンツーマン授業ときくと、先生と1対1で思う存分、英語でトークできるとイメージされると思いますが、
実際にマンツーマン授業の内容は、講師や語学学校によって異なってきます。
ここで1点だけ注意して置いた方がよい点があります。それは
マンツーマン授業=フリートーキング(会話だけ)ではないという点です。
フィリピンに留学される多くの方が「英語で話せるようになりたい」「スピーキング力を強化したい」
と考えています。
しかし、英語が話せるようになるためには、文法や単語、語彙を学ぶ必要があるのはもちろん、
相手の英語を聞き取るリスニング力も必要になってきますよね。
通常、マンツーマン授業では、読む、書く、聞く、話すの4分野を総合的に学習するスタイルを
とっているケースがほとんどです。
逆に「マンツーマン=フリートーキング」と思い込んだまま留学をされると、
文字通り、先生との世間話で時間をつぶしてしまったという学生も中にはいます。
また、講師の中にも話好きであったり、中身のないフリートーキング授業を行うケースが一部見られますが、
これらはフリートーキング授業を希望した学生に多数みられます。
こうした場合、先生を変更することも可能ですが、前もって「自分はこうしたことを学びたい」という
意思表示も大事になってくるので覚えておいてください。
次にマンツーマン授業で具体的にどのような授業が行われているのか紹介します。
マンツーマン授業の事例①:日記
「マンツーマン授業で日記?」と少し不思議に思うかもしれませんが、
英語を勉強する際に効果的な方法のひとつが英語で日記をつけることです。
寝る前に簡単な内容でいいので、英語で日記を書いてみます。そして翌日のマンツーマンの先生に
添削をお願いすると、間違った部分の修正や、より適切な表現を教えてくれるので
ライティング力が自然とつくようになりますよね。
できればマンツーマンの授業時間で習った単語や語彙、表現を使うように心がけると、
会話練習の後に日記を書くとインプットとアウトプット作業が同時にできて効率的です。
マンツーマン授業の事例②:リーディング
フィリピン留学に行ってきた留学生の中には「スピーキングよりリーディング力がついた。」という方が
意外にたくさんおられます。
これは特に2-3ヶ月留学してきた学生に多くみられるケースなのですが、多くの語学学校では
ディスカッション授業やプレゼンテーションをする時間がもたれます。
すると、ディスカッションの主題や内容についてネットで検索したり、本を読んで
調べてみる必要がありますよね。
通常はマンツーマンの担当の先生と相談しながら主題を選択したり、
あるいは英語の本や雑誌を渡されて読んでくるように言われます。
もうお分かりかもしれませんが、プレゼンテーションの準備期間中に
英語の本やサイトを読まないといけないので、読解力がつくわけです。
内容がわからなければ、マンツーマンの授業で先生に質問すれば解決しますし、
さらに先生とディスカッションしながら、スピーキングの練習にもなります。
今回紹介したのはマンツーマン授業のほんの一例ですが、内容を整理すると、
・マンツーマン授業=フリートーキングではない。
・スピーキング以外にもライティング、リーディングなど多様な科目を学ぶ。
・先生しだいではなく自分主体で授業をプランするのが大事。
それでは次にマンツーマン授業で定評のある語学学校とおすすめコースを厳選して紹介します。
マンツーマン授業でおススメする語学学校7選
1.セブ BEST CELLA ONEコース
スピーキング専門のスパルタ語学学校。1日6時間のマンツーマン授業とネイティブ講師によるグループ授業が1時間。
レベル1からレベル7までの教育コースがあり、それに伴う教材が用意されていて、特に英語初心者におすすめの語学学校。
2.セブ CELC Power Speakinguコース
こちらもスピーキング専門のスパルタ語学学校。1日5時間のマンツーマン授業では、読み、書き、話す、聞き取りを1時間ずつ学び、残りの1時間は苦手分野の克服のための時間に当てられる。最大11時間の授業、イングリッシュオンリーゾーンなど、徹底した管理下でスピーキング力を向上したい人向け。
3.セブ English Fella ESL-6コース
セブで一番締め切りのはやい語学学校として有名なマンモス語学学校。
1日6時間のマンツーマン授業では科目ごとに専門講師が授業を行っており、講師の教育にも力を入れている。
広いキャンパスと快適な学習環境下で勉強したい人におすすめ。
4.セブ CIA Intensive ESLコース
2003年に開校し、2012年に校舎が新築されたセミスパルタ語学学校。
50分5コマのマンツーマン授業に加え、大小グループ授業3コマの授業が用意されている。
特定科目に偏ることなく、総合的に英語学習をしたい人におすすめの学校。
5.セブ CIJ Intensive Nativeコース
マンツーマン授業5時間のうち1時間と、グループ授業2時間がネイティブ講師による授業。
他コースの場合もグループ授業はネイティブ講師が担当しているので、セブ地域を希望する留学生で
ネイティブ講師の授業を受けたい英語レベル中級以上の学生におすすめの学校。
6.ターラック MMBS Aコース
マニラからバスで3時間ほど離れたターラックにある大学付属の語学学校。
1日5時間のマンツーマン授業と日本人学生が過半数を占めるのが特徴。
講師陣の多くがフィリピンの州立大学出身者で構成されており、経験豊富な講師から教育を受けることができる。
7.バギオ MONOL ESLコース
バギオにあるスパルタ学校。マンツーマン授業3時間(無料追加で最大4時間)と他校に比べると少なめだが、
MONOLの特徴は独自の教材、ワークブック、講師ガイドブックが100冊以上、用意されている点。
また講師同室の4人部屋への入寮も可能で、中身の濃い英語学習環境には定評がある。
もちろん、今回紹介した語学学校以外にも、フィリピン国内には多数の学校が存在します。
語学学校ごとに長所があり短所がありますが、その中でも自分と合った語学学校を選択するのが
フィリピン留学を成功させる秘訣です。
今回、紹介した語学学校はいずれも学生からの満足度が高く、マンツーマン授業もそれぞれ特色があります。
ぜひ参考にしてみてください!