フィリピンはアジアで唯一のキリスト教国家ということを、皆さんご存知でしたか?
フィリピンの人口の93%はキリスト教徒です。
セブ島民の主な宗教もローマ・カトリックのため、
セブ島にはたくさんの教会があります。
中でも最も古い教会が、セブのダウンタウン地域にある「サントニーニョ教会」です。
この教会は1565年に建てられましたが、
過去二度も焼失していて、現存のものは1790年に再建されたものです。
守護聖人は「サント・ニーニョ・デ・セブ(幼いイエス・キリスト)」
世界一周冒険旅行をした「マゼラン」がその航海の最後に、ここセブに寄港した時、
当時のセブの女王(当時のフィリピン王ラジャ・フマボンの妻)に相互の同盟を記念して
キリストの幼少のころの像「サントニーニョ像」をプレゼントしたことでも有名です。
サント・ニーニョ像は、教会の祭壇の左側からでも見えていますが、
人々はもっと近づいて祈るために、長い列に並んで順番を待ちます。
▲ガラスに手を当てて熱心に祈っています。
▲キリスト像に触ってお祈りをしています。
多くの人々が触ったり撫でたりしているため、磨り減ってしまっています。
▲赤いロウソクに火を灯しお祈りをします。
フィルジャスタッフもしっかりお祈りをしました。
こちらはマゼランがフィリピンで初めて「洗礼式」を行うために立てた十字架
「マゼランクロス」の飾られている八角堂です。
天井には十字架にまつわるストーリーが描かれているそうです。
当時は、十字架を煎じて飲むと病が治ると信じられていたため、
十字架の大部分は削り取られてしまったので、
現在では六角堂と木製のカバーに覆われて大切に保管されています。
こちらは、サントニーニョ教会の向かいにある、新サントニーニョ教会です。
週末に行われるミサは、多くの参拝者で大混雑になります。
また、毎年1月の第3日曜日には、『サント・ニーニョ』を先頭に掲げて市内を練り歩く、
『シノログ』というセブ最大のお祭りが行われ、
人出は、100万人とも言われています。
サントニーニョ教会やマゼラン・クロス周辺には、
ストリートチルドレンや、多くの物売りがいます。
購入するのは自由ですが、
良かれと思ってお金をあげたりするような行為は絶対しないでください。
どこへ行くにも、お財布の管理には気をつけましょう。
フィリピンでの留学生活を送っているなら
一度訪れてみて下さい。
フィリピンの文化や歴史を肌で感じることができるでしょう。